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はじめに

パーキンソン病は中脳黒質のドパミン神経の変性脱落によって運動症状をはじめ様々な症状をきたす神経疾患です。
発症原因はまだ明らかでなく、残念ながら現時点では根治的な治療法がないのが実情です。

しかし症状を改善させる治療法はいろいろ開発されています。
パーキンソン病治療の基本はドパミン作動性薬剤による薬物療法です。
薬物のみで症状のコントロールが難しくなった患者さんに対して次の治療ステップとして脳深部刺激療法(DBS)が考慮されます。

DBSは適切な患者さんに適切な時期に導入すれば非常に有効な治療法となります。
これまで薬物治療に行き詰まった患者さんの中にはDBSにより回復の機会があるにもかかわらず主治医や患者さんの知識不足から未だその恩恵を受けられていない患者さんが多く存在するのも事実です。

より多くのパーキンソン病患者さんにDBSを知っていただき理解を深めていただくためにこのホームページを立ち上げました。

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